2012年09月20日

がれき専用列車出発 第1便東京へ360トン運搬 JR貨物

東日本大震災の災害廃棄物を輸送するJR貨物の専用列車の運行が19日、仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)−東京貨物ターミナル(東京都品川区)間で始まった。毎日1往復し、東京都が受け入れる岩手、宮城両県のがれきを運搬する。

第1便は宮城県石巻市、宮城県女川町、岩手県大槌町のがれきを詰めた専用コンテナ86個を積載し、18両編成で午後3時12分に仙台を出発した。

運んだのは解体家屋の木材片や畳などの可燃物360トン。20日朝にコンテナをトラックに積み替え、都の清掃工場に搬入する。コンテナは放射能被害を心配する沿線住民に配慮し、完全密封型を使った。焼却炉への投入直前に開封される。
当面は石巻市と女川町のがれきを中心に運搬する。被災地から仙台まではトラック輸送でスタート。震災で休止中のJR貨物の石巻港−仙石線陸前山下間(石巻市)が復旧する10月9日以降は、同社が仙台まで1日1往復の災害廃棄物専用列車を走らせる。
JR貨物は昨年12月以降、一般の定期貨物列車を使い、3市町と宮古市、岩手県山田町のがれきを、盛岡、仙台−東京の各貨物ターミナル駅間を輸送してきた。岩手県のがれき処理が10月ごろに本格化する見通しのため、盛岡−東京間直通の専用列車の運行も今後、検討していく。
JR貨物環境事業部の小栗信輔担当部長は「運行ダイヤは東京都の受け入れ態勢に合わせた。従来より効率的ながれき運搬ができる。被災地の1日も早い復興を輸送面で支えたい」と話した。


河北新報 2012年9月20日
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