2018年07月07日

<西日本豪雨>12人死亡 3人心肺停止

活発な梅雨前線による記録的な大雨は7日午前も続いた。西日本を中心に河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、毎日新聞のまとめで正午現在、全国で12人が死亡、3人が心肺停止、少なくとも54人が安否不明になっている。各地で消防・自衛隊や自治体による救助活動や被害の確認作業が続いており、被害はさらに拡大する恐れがある。

数十年に1度の異常な大雨に気象庁が最大の警戒を呼びかける「大雨特別警報」は広島、鳥取、福岡、佐賀、長崎の5県では7日解除され、岡山、兵庫、京都の3府県では継続。岐阜県でも7日午後に出された。

広島県では7人が死亡。東広島市災害対策本部によると、6日午後10時10分ごろ、同市黒瀬町を流れる川の欄干で男性(60)が心肺停止の状態で発見され、救急搬送後に死亡した。7日午前7時25分ごろには、同市河内町中河内で土砂崩れがあり、3人が生き埋めになっていると消防に通報があった。同町では住宅5棟が土砂で埋まり、2人以上が生き埋めになっている可能性がある。東広島市内では少なくとも12人が安否不明になっている。

広島県などのまとめでは、東広島市安芸津町三津の県道の蚊無トンネル付近で土砂崩れがあり、少なくとも車3台が巻き込まれ、軽乗用車1台が崖下に転落した。三原市久井町では住宅の裏山が崩れて住民2人が巻き込まれ、男性1人が死亡。福山市新市町では水路に落ちた60代男性の死亡が確認された。呉市では7日午前11時ごろ、「川に人が流れている」との110番があり、消防が同市天応西条付近で子どもの遺体を発見した。

広島市によると、安芸区矢野東7で倒壊した家屋のそばで心肺停止状態の高齢男性1人が見つかった。他に少なくとも7人が安否不明という。周辺では家屋約20棟が倒壊。安佐北区口田南3では家屋6棟程度、安芸区畑賀2では3棟程度が流されたという。

岡山県内では、総社市で通行止め作業をしていた建設会社の2人、救助に向かった消防職員1人と連絡が取れなくなった。他にも笠岡市の自動車部品製造会社から7日午前4時半ごろ、「山が崩れて土砂が工場に流れ込んだ」と119番があり、消防によると男性6人が巻き込まれた。1人が死亡し、1人が安否不明。4人は意識がある。倉敷市真備町では小田川の堤防が決壊し、多数の家屋が水没した。

愛媛県では、松山市の離島・怒和島(ぬわじま)で崩れた土砂が住宅に流れ込んだ。住人の母子3人が巻き込まれたとみられ安否不明になっており、消防などが救助にあたっている。

山口県岩国、周南市では民家2軒に土砂が流れ込み住民計7人が巻きこまれ、2人が安否不明。佐賀市でも女性(81)が外出したまま不明となっている。また、6日に安否不明となった北九州市門司区2人、福岡県筑紫野市1人、佐賀県伊万里市1人の捜索が続けられている。

2018/7/7毎日新聞
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