2018年04月12日

1人死亡、5人不明で4棟被害、大分の山崩落

11日午前3時40分頃、大分県中津市耶馬渓(やばけい)町金吉(かなよし)で山の斜面が大規模に崩れ、近くの住宅が土砂に埋まるなどした。

県などによると、4世帯の男女計6人(21〜90歳)が巻き込まれ、会社員岩下義則さん(45)が死亡、残る5人は安否不明。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、自衛隊や県警、消防など約610人態勢で捜索活動を続けている。

県災害警戒本部などによると、山腹から高さ約100メートル、幅と奥行きがそれぞれ約200メートルにわたって崩れ、住宅3棟が埋まり、1棟に土砂が流れ込んだ。岩下さんは自宅付近で見つかり、死因は圧死だった。市は午前8時、巻き込まれた世帯の他に現場一帯の梶ヶ原地区の4世帯13人にも避難勧告を出した。

大分地方気象台によると、耶馬渓では3月23日以降、ほとんど雨が降っておらず、4月6日に4・5ミリ、7日に1・5ミリの雨量が観測されただけだった。

現場周辺は昨年3月、県が土砂災害防止法に基づき、土砂災害時に住民に被害が出る可能性がある「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」と、さらに著しい被害が出る恐れのある「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」に指定していた。政府は11日朝、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。菅官房長官は記者会見で「人命を第一に被災者の救急・救助に全力を挙げる」と語った。

2018/4/11読売新聞
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